今日のアートギャッベ展ブログリレーは織り方についてお話したいと思います。
こちらがアートギャッベを織る織り機になります。
幅が80㎝で長さが130㎝ほどの織り機で、玄関サイズや細長いランナーサイズを織る時に使う大きさです。
いわゆるトルコ結びといわれる織り方で、タテ糸2本に草木で染めた色糸を結び、一列結び終わるとヨコ糸を通し、シャーネと呼ばれる道具で叩いて締めていきます。
上手な織子さんでも1日に織れるのは数センチだそうでとても根気のいる作業です。
リビングサイズなど大きなギャッベを織る時はもちろん織り機のサイズは大きくなり、1台の織り機に対して2~3人が協力して織り上げていきますが完成までには3~4ヵ月かかるそう。
それを頭の中のデザインで織り上げるというのだからほんとうにすごい技術ですね。
次に織りのタイプがいくつかありますのでご紹介します。
①サフ・・・アートギャッベの中で上から2番目に細かいじゅうたんで、しっかりした厚みがありフカフカとしたクッション性が楽しめます。
②ジャマール・・・アートギャッベの中で1番織りが細かいじゅうたんです。より目が詰まっておりますので薄くてもクッション性を保つことができます。細い糸を使う事で緻密なデザインが可能で、艶があり肌触りが良いものが多いです。
③ルリバフト・・・ジャマール以上の細かい織りのじゅうたんで、草木をモチーフにした美しい文様はペルシャじゅうたんの原型ともいわれています。
他にもサフ、ジャマールスペシャルやオールドギャッベ、インターナショナルコレクションと呼ばれるものがありますが、こちらはぜひ店頭にて探してみて下さい。
数は少ないので出会えたらラッキーかもですね。